春休み最終日。似島へフィールド学習に行ってきたの巻。
昨日は小学校の暦で春休み最終日。20日ほどあったのにそれらしいこともしてやれなかったので、近傍の低山で「安芸の小富士」とも呼ばれる似島へ。
起床し頭がシャキンとした朝8時頃、ふと思いつき。昨晩からの洗い物をしながら子供らを説得。
フェリーにて上陸し南側の下高山を目指しました。お弁当をつくって、リュックやら敷物を引っ張りだしてると、なんだかんだで10時出発、宇品港を11時出港というペース。
「家族サービス」を全面に押し出しつつ、わたしはベアフット(裸足感覚)のフィールド学習のつもり満載なわけでした。
普段のウォーキング・ランニングで「NikeFreeをやめることにした」のは、アスファルト上でのトレーニングに向かないという条件付ではなくて、もっと根本的な問題に気づいたからでした。したがいまして、近傍の低山ハイクで半日歩き続ける場合でもフラットソールなシューズを使うべきだとなります。
想定したら次は御託を並べずに実地に試してみる、これが大事です(笑)。
フラットソールは疲れない
今のところフラットソールなシューズはカンフー用のFeiyueしかありませんので、もちろんFeiyueで出動しましたが、まったく問題ないどころかツボにハマりまくり。登って降りて4時間歩きっぱなしで、足裏、膝、腿、ふくらはぎ、どこも痛くならず。
歩き方で注意を向けたのは足裏感覚と体重移動。
踵は触れるだけで接地、そこから小指側に少し重みが乗って、拇指球に移動、そして親指と他の指も使って抜重、という流れ。
その足裏感覚をベースにして、脚から股関節、背中から肩甲骨あたりまでの感覚も確かめます。身体がどうやってバランスとっているのか「呼び覚まされる」感覚です。
これやると、歩くのが億劫でないどころか、むしろ歩を進めるたびに身体が喜んでくれるのがわかります。本来でない動きをして警戒して緊張していた筋肉や神経がリラックスしていくのでしょう。
股関節の感覚
前日に弟宅で「一の矢」さんの股割り本を読んでいたこともよかった。
1年半前から折にふれてリビングや河川敷で四股を踏んでいるのですが「股関節」がうまくほぐせると、スカーッと頭がクリアになります。あまり強度が強くないので縮こまっているときは最適だと思う。
で、わたしは四股や股割りを股関節をストレッチするのと大腿二頭筋を鍛えるもんだと考えていたら、一の矢さんは、股割りや四股は「股関節のちょうどいい位置を探すために」するもんだと言ってるんです。
力士が深く四股を踏んでいるのにどこにも力が入っていない写真が掲載されていて、股関節がちょうどよくハマった位置とはリラックスできて力を効率よく使える位置なんだって。
そう言えば力士の「どすこい、どすこい」って、気が下に落ちていてガツガツしたイメージないですよね。
そのリラックスや運動能力向上、動作の合理化から、もっと四股や股割りが見直されて良いはず、というのがこの本のテーマだと思います。まあ経験値の積み重ねの方向ですね。
股関節を大地に乗せる
低山ハイクでも、足裏で地面からの情報をキャッチしながら股関節を「ちょうどいい位置に」載せていくイメージに集中すると、自然に上半身が乗っていきますんで、常にリラックスしていられます。
これまでは山を下る時って、懐を深く作って腰を曲げ、お尻を後ろに突き出し加減で降りていたのが、股関節と胸が起き、顎も引けた姿勢になったと思う。ちょうど2年前の4月は人生最大の「ぎっくり腰」に突入していたわけだが、姿勢が悪かったに違いないよね。ここまで長くかかってしまったもんだ。
今でと違うので少し腹を突き出している感覚にはなるけれど、落とすべきものを落とすと正しい姿勢もできるってことを実感(笑)。
肩から両腕に意識を向けると確かにリラックスできる、というか「緊張していなくても大丈夫だから緩めていいぜ」とわかるイメージ。一の矢さんの言うとおり「ちょうどいい位置にハマるとリラックス」。
そういえば相撲も裸足だよな(笑)。
やっぱりフラットソール探し
帰宅してからもハイクでつかんだこの感覚が気持ちよすぎて、ずっと歩いていたいくらい。室内では裸足か五本指ソックスでいられるけれど、外出にフラットソールがFeiyueしかないのが残念。これでは引きこもってしまうじゃない(笑)。
近所の買い物は「足袋」でもいいよね。土方作業で「足袋」経験のある友人は「厚底だと恐くて作業できない」「底が平らで薄いのが安心して作業できる」って。
ホームセンターのズック靴や足袋でも良さそうなんだが、それだと寂しい気がしてしまうのはマーケットに都合のいい方向での「消費者根性」が形成されているのだよな(笑)。
わかっちゃいるけどやめられない。
というわけで、似島ハイクから帰還の勢いで楽天ショップをポチってしまったことを付け加えて、今日の投稿おしまい。