糖質制限は健康の全てではなく心にまでアプローチが必要という話

糖質制限セミナー準備をしてみて気づいた点として複雑なことをごく単純化して強調することの悩みがあります。

「糖質が肥満の原因だった!」とは、かつての私も含めて世間の大多数の方そして糖質制限食に触れてみようかという方まで驚くに値する話です。

これまでの「カロリー制限」から天地が確実にひっくり返っています。なので「糖質を食べなければ確実にやせていく」ことをシンプルに繰り返しながら、なぜそうなのかの説明を作っていきました。

  • 自身のメタボを招いていた働き方と体調
  • 運動で落ちなかった実績
  • 実践した食事内容
  • 海外で指摘され始めていること
  • 日本でも気付かれ始めていること

様々な角度から説明し、聞いてくださった方が終了直後から「糖質を抜く」行動を起こしてもらえることを目指しました。実際にそれで精一杯でした。

人の健康も幸せも単純ではない

しかし、この準備をすればするほど「糖質を食べさえしなければ完璧」というイメージで伝わるとしたら「いや健康のためにはそんなに単純な話ではないだろう」という思いも強くなっていきました。

糖質制限は、現代のような食事情においては健康のための大前提だと断言できますが、いかにも数多あるダイエット法のなかで「次はこれ来た」的な偏狭な話にならないようにしたい。

実際に、友人知人に勧めていても(このブログで発信していても)そのように受け止められることはあり、今後も常にある問題だと思います。

「健康を取り戻して幸せ」となるには、運動の効果にも実践を通して実感することが必要です。働き方や人間関係(ストレス)も大きい

このように「人の健康と幸せ」という大きすぎるテーマを考えるのに大黒柱が無いと困るので、わたしは①食事②運動③ストレス対策の3本柱を考えています。

その3つを貫くように最近よく呟いているのが「能動的な代謝」というキーワードです。食事も運動もストレス対策も能動的に行うことで「健康で幸せ」になる。釜池豊秋先生の講演動画を繰り返し見ていたら浮かんで来たキーワードです。

能動的な代謝とは

ここで能動的とは、常識にとらわれず自分自身の感覚や判断を信用して、自ら試して確信したことで生きていくことです。

セミナーでこのイメージまで届けたいと欲張っていて(一度きりかも知れないし)、準備中に「わたしの言うことは信用しないで皆さん自身で判断してください」と盛り込むことも考えましたが講師がそれ言っててはダメだと思いやめました(笑)。

能動性とは脳や心をフル稼働されることです。

わたし自身のメンタル疾患の経験からは、食事だけでなく心の持ち方までが身体の状態に影響を与えているのを感じていました。身体が良好な栄養状態になるためには、糖質制限と両輪でメンタルヘルス対策を行っていく必要がある。

心の問題にも能動的にアプローチしていく課題があるのだなと思うところです。医者で薬をもらっても治りませんのでね。

と思っていたら、糖質制限食の御大である江部康二医師が心にアプローチする著書を出されていました。メンタルヘルス疾患をもちつつ糖質制限に取り組まれている方のバイブル登場です。

心の問題でも単純な「気持ちを切り替えて元気に」を深めて、これからは「心を変えて身体の栄養状態を良好に」とのキャッチコピーが常識になっていくでしょう。