身体の栄養状態のために心へのアプローチも必要と知ったエピソード

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糖質制限食をしながらの「メンタルヘルス」カテゴリーが続いています。

前の投稿で、江部康二先生の著書の紹介とともに、栄養状態をよく保つ必須要素として心へのアプローチが必要と考えるようになったと書きました。

そのきっかけになった驚くべき話とは。

これまたセミナー準備中のことでしたが、FaceBookの糖質制限グループに登録して、糖質制限に取り組んでいる皆さんのつぶやきを眺めていました。

実際に糖質制限をしていて悩むことが、糖質制限セミナーの最高の素材です。糖質制限は誰でも、日々の食事の中で取り組めるもので、きわめて平等で情報独占をしようがないところがよいのです。

ながめていたある日、このような投稿がありました。

夫婦げんかで異常な数値に

夫とともに糖質制限食に取り組んで数年目、順調に結果も出ている女性の方。

その日は職場での健康診断、職場に出てそこから健診を受ける機関に出て健診、終わったらまた職場に戻るという日だったようです。

朝、自宅を出る際に、これまでにないってくらいの夫婦げんかになり、頭をカッカとさせながら職場に出られたようです。その状態で、健診へ。血液検査もあります。

健診を終えて職場にもどったとたん、その健診機関から電話連絡。

「血糖値が異常な数値です」とのことで緊急の連絡だったそうです。

覚えていませんが具体的な数値も投稿に書いてあったように思います。

もちろん健診の当日朝に、糖をたっぷり含む食事をしているわけでもなく、まして普段から糖質制限食をして血糖のコントロールは出来ている方です。

それが、出がけの夫婦げんかで異常な血糖値上昇。

血糖値の急上昇急下降がもたらすストレス

糖質を多く含む食事による血糖値の急上昇急下降が頻回に繰り返されることが身体への負担となり、そのうち血管の病気になっていくのが糖尿病です。

そのことをセミナー用にまとめている最中に「夫婦喧嘩による血糖値の異常な上昇」を見たものですから、食事由来でない生活上もたらされる心のストレスによっても血糖値の急上昇が起こり、それが病気の原因になり得るのだとストレートに気付くことができました。

心という感情的なものから、より広く「認知」と呼ぶものまでが血糖値の変動に関わっている。

「食事だけではない」ことを強く印象づけられ「糖質食べなかったらダイエットなんて余裕です」と単純に強調しようとしたことを悩みました。

血糖値が急に上がりすぎると下げようとする、さらに下げすぎないための機能も働く。それら全てにホルモンというタンパク質や脂肪で生成される物質が使用される。

したがって糖質の大量かつ頻回の摂取はもちろん、怒りや悲しみ恐怖といった心の起こりも、身体に負担をかけせっかく摂取した栄養も浪費して、これを繰り返すことで病気の原因になる。

この女性のエピソードには「わたしもあります」といったコメントがいくつも付いていました。糖質制限者には血糖値を自己測定している方も多く、夫婦げんかした日は血糖値が高くなるといった現象は経験されつつあることのようです。

「認知行動療法」の客観的な裏付けになる

メンタルヘルスも根本的には食事で治そうという主張や、メンタル不全も身体の栄養状態と捉えてサプリメントを処方するメソッドも知っていましたが、この夫婦げんかで血糖値上昇という事実は決定的なものだと思います。

全国の医療関係者のみなさんにはぜひ試して欲しいww

また、うつや不安パニックの支援で効果的とされている「認知行動療法」にも、身体と栄養状態という物質的な根拠を与えることになると思われます。

ある出来事に対して、いつものクセや思い込みで落ち込んだり怒ったりしていたのを、別の考え方を想起できるように訓練することで心を安定させる、これが認知行動療法。

その成果を、血糖測定を導入することでリアルタイムに、かつ数値で効果を把握することが可能になります。

血糖測定器の導入は必須になる

わたしは使っていませんが、心へのアプローチで血糖値をコントロールするとしたら、血糖の自己測定器は必須のアイテムになるでしょう。

穿孔で出血させることと1回あたりのコストからハードルが高いのですが、Google がコンタクトレンズ様の測定器を開発していたり、他にもウエアラブル端末で測定できる方法が開発されているようです。

心と血糖値はこれからキーワードになることでしょう。

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